語らぬものは重い


   語らぬものは重い

どうしてこう、人が遺した作品というのは迫力があるんだろう
その人がまだ生きていればまだ、ふつうの作品として映るけど
作者がもうこの世に存在しない時、なぜか作品だけは 確固としてそこに存在する。

どうして? 
どうして、こんなに重々しく、存在を主張するの

ああまるで 亡骸のように そこにあるの


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