2024.06.08 10:07ジ・エンド 新しい人と別れて、多分三ヶ月も付き合っていなかった。もとから好きになれなかった。でも安心感だけはあったから、一緒にいた。思い通りになる人が欲しかったから。 でも付き合うと段々不安が増えた。心配してなかったはずなのに心変わりされるかもと不安になりだした。別にそんなことはなかったの...
2024.03.16 14:29みじめな5番めの詐病泣きたくなることはありますか すべすべの手 が手に入らなくなった数年前から、本来の理想だったキューティクルが内側から剥げていたんだと思う。 なのに一段一段が夢を閉じ込めたレコードのように、全て狂おしく愛おしかった。それを悪いことだと思えなかった弱さが、まだ私を縛っていた。 もう泣...
2023.11.09 10:41やさしくなぐさめて「どうして君が泣いてるの」 君が先に裏切ったのに。 裏切ったなんて言葉使うんだと、場に似合わない新たな発見をしている。何が悲しかったのかもうよくわからず、わからないまま、途方に暮れて泣いている。 月が満月になります、とテレビが話している。窓は開け放ってあり、夜風がつめたくぬるい。...
2023.10.24 10:51「じゃあどうすればよかったんだろうね」思い出が遠ざかるたび連続していた波の音が鼓膜を震わせる雪の結晶としてそれは夢の中にいた幻燈だったし夏の火に灼けた虫たちのさざめきのように終わらない唄は後悔をまぶして遠くにいきたかったって言う 犬の瞼が、ありがとうをいうたび誇張されてゆく。大きく収縮したそれは自尊心と共に肥大してい...
2023.09.02 06:299771にものを送って絵が届く送る際はTwitterIDかアドレスを書いてね9771からかわいい絵が届くよ^ っ ̫ <^⊃━♡.*・゚(作品はランダム。アナログorデジタル)※1個につき1個絵が届くよ枠が埋まったら非公開に戻します。
2023.08.15 10:422023.081423 0814 歌で泣きそうになったから驚いた。人の歌で泣いたことは多分初めてだった。二年越し、喧嘩越しの再会。それは叫びで、主張で、しみじみと切なかった。これまで抱えられた想いが凝縮された祈りと怒りの歌。わたしへの想いは、こうだったのかって、やっと理解してしまった。こうまで重く...
2023.07.05 14:32記憶 ただ感情にまっすぐで、好きなものがすきで、嫌いなものを嫌っていたら今の自分になった。 文章がかけない。現実が楽しいからなのか夢を見なくなったからなのか。明快で、それは夢をみれなくなったからだ。昨日は村か世界か何かを創造する夢を見たけど、現実で夢を見るのはなぜか難しい。 たとえば...
2023.05.05 03:59陽をいれてやさしく 文字が書けたらいいなと思って日記を書いてる。今は39分、13時になったら戻らないといけない。文字を書いてみる。昔かいてた短編、長編小説の技巧の細かさを思い出してみる。今のわたしにはもう書けそうにないものたち。あの時だったから唯一書けた貴重な時間たち。よろこびの方法がわからなくな...
2023.03.01 13:30かんたんだった0228からだ。私を抱きしめてくれたこと、からだの厚み、どっしりした安心感心が繋がってなかった いつも気を使ってた でもいつかは、分かり合える気もしてたよそよそしさ 口がだんだん笑わなくなってた 感謝がなくなってた 遠慮も、配慮もなくなってたどこにいきたい、いこうが減った わたし...
2022.12.13 05:30こごえるタンポポ もう手を繋がなくなった。たぶんいつかこう思うときがくる。もう手を繋がないということ。諦めと寂しさ。もしくは高揚と身軽さ。まだ今は手を繋いでる。 映画館が併設されたターミナル。ひとが多く行き交って、忙しない。4ヶ月前、人の目なんて気にせずに腕を抱いていた。うれしくてわくわくしてた...
2022.09.20 12:40内覧席のパレード きらきらしてる。目の前の宇宙は、瞳をひらいたり閉じたりしながら収縮をくりかえし、ゆっくりと人間の形になる。 外はうす青く、ぼんやりした光が瞬いては消える。そうゆう種類の夜。もう18時には外は暗くて、夏の気配はとうに感じない。ひんやりとする。洗濯物が乾いて冷える。その速度の速さ。...