マイエンジェル・胎
かなしくないといえば嘘だけど、もうどうしていいかわからない。すでにいろんな人を巻きこんでしまった絶望と、実際そこまで何も恐れてない自分にぼんやり、でも確かに不安になる。
ずっとこのまま続いてくのかな。ずっとわたしはこういうことを繰り返すのかな。どうやったら第三者になれたのかわからなくなる。どうやったらまともに一人きりになれたのか思い出せなくなる。きっとしてはいけない、しない方がいいと思いながら、その方ばかり足が向く。
助けて
助けてほしい、どうしたら許されたっけ?何が嫌いで何が好きなんだっけ?わたしってなんだっけ?なにが輝いていてなにがほしかったんだっけ。小学生のわたしがみてる。今も変わらずしんだメダカを河に置いて。
宙を浮いた汚い目玉。それがゆっくり形を変えてわたしになってゆく。濁り、空の色。
小学生のわたしだったらほしい!って思ったもの。今のわたしは、なくてもいいって思う。中学生のわたしだったらほしくないもの、今のわたしはきっと欲しいと言う。
その日その時で変化してゆく欲求に誠実に向き合おうとする成長が止まったあかるい脳みそ。かわいそうに、君だけがずっときれいだったね。
汚れてゆくって認めたら元がきれいだったみたいだ。元々そんなんでもなかったのにさ、汚れたなんて思いたくないね。わたしの愛したみんなは汚れてなんかない。わたしが自分で傷ついただけ。その分相手を傷つけただけ。全部だれも悪くなかったよね。そうだよね、みんな。返事がないのはみんなわたしと同じ考えだからって、そもそもそんな御伽噺に観客はいらない!
ピアノの鍵盤がこわれたまま誰かが弾いてる。それに気がつかないまま壊れた三拍子を踏む。恐れていたステップ。なのにどうして怖いくらいかろやか!落ちる心臓、果てる美少年の甘美な姓!クラッカーはなくてもよかったでしょ、さあ手を下ろして(笑)!
エンドロールはやさしくティックティックダンダン。エロスの宴。ミニトマトはもう時期食べごろかしら。一年生が手をつないで遠足に行ってる。帰り道には気をつけて。殺戮ピエロ、かわいいうた。
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