夢日記

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 昔の日本に数人の集団でタイムスリップしてた。今の日本に生きてた人たちが集まる場所みたいなのがあって、そこから外れたらほぼ死を意味していた。
 わたしの友人がいた。買いものに行くことになり、友人は車の免許をとったと言っていた。かなり荒い運転だった。途中から様子がおかしくなる。口数がへった。友人の知り合いの男性と合流する。
 色々あって帰路につき、その際に国境を飛び越えなければならなかった。バイクで、友人の後ろに私がのっていた。しんじられないくらい爆発的に高く飛び、東京タワーくらい高かった。ジェットコースターのような浮遊感をかんじて、しぬと思った。でもどれだけ嫌でも怖くても空にいることに変わりはないのだから、覚悟を決めてそのまま落下。無事地上に降りて、死ぬかと思ったと言うと、友人は当然のようにしていた。
 友人は急いでいて、申し訳なかったから国の入口のところで別れた。かえりみちは何となくわかると思っていた。わからなかった。めちゃくちゃ焦った。わたしは過去の日本に取り残されていた。知らない言葉がきこえる。知らない服装や店が並ぶ。変な団子のようなものを買う。隣の店ではひみつ戦士 ファントミラージュの人たちが必死の形相で物を売りかけてきた。わたしはその人たちがうるさくて好きじゃなかった(現実でもそう)からすぐ後にした。

 携帯の充電が切れてきた。マップを開こうとするけど上手く開けない。日が暮れてきた。まわりはせいくらいまでの高さのある黄金色の草ばかりで、山がとても近かった。荒地のなかでわたしは住人に見つからないように必死に隠れながら進んだ。もう帰れないだろうなと思っていた。しかしそこで暮らそうという選択肢はなかった。最後の頼みでさっきの友人にLINEしてみる。自分で情けないとおもった。ついにまっくらになった。どうしようもなくて、洞穴みたいなところに入る。近くで音がした。どうやら武士のようである。緊張で冷や汗がつたう。次の瞬間にはバレてしまった。ここにきて気づくが、わたしは自分が帰りたい土地の地名も知らなかったのである。怖すぎる。武士に道を訪ねようとして、なんとかスクショから地名を探し出す。けれとよくわからなくて、だいたいここら辺です、と言ってみた。ふたりともうーん、という感じで途方に暮れてきた時、はっとした。大宰府だ!と唐突に思った。そうだ。福岡といえば太宰府天満宮じゃないかって浮かんで、伝えた。ここからあまり覚えてないけれど、金色のすすきをかき分けながらふたりで進んだ。一面がそういうところだった。結末はおぼえていない。でもふたりともたしかに希望を信じていた。

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