5がつ
何かを思いたって、まいにちコンビニに入ってはわけのわからない食べ物を買ってしまう
結局うちに帰ってもたべないで、どんどんたまっていってしまう
金曜日になってそれを全部たべてしまったとき、なにやってるんだろうってきもちになる
久しぶりに なみだがおちてきたとき、なにかが変わるようなきがしたよ
ほんとだよ
ほんとに、きっとなにかが、変わるって おもったんだよ
きょう 理不尽なことをされた女の子のために、たすけるために
人と交渉をしに 全速力で道を走ったとき、わたし
なんにも 考えていなかったよ
その子と、その子を助けるための考えいがい、ほんとに なんにも考えていなかったよ
そうして すべてがまるく解決して
女の子が泣いて それからわらってくれたとき、ぜんぶがほっとしたような気がしたよ
わたしが抱えてること ぜんぶどうでもよくなるくらい
ぜんぶ どうでもよくなるくらい 幸せだとおもったよ
緊張の糸が切れて ぼろぼろ涙がおちたとき、わたし じぶんのためにも生きれないって
おもったよ
誰のためにも生きれない
じぶんのためにも、わたしは生きてなかった
ひとりがいいと言いながら
結局わたしは、前髪はきちんとシースルーバングにするし、睫毛はちゃんとあげて ひやけどめをぬって、髪をつやつやにしてから学校にいく ひとりがいいといいながら きょうも
ポケットに バナナのオムレットをいれてた朝は ちょっとだけ 強くなれるような 気がしたよ
たぶん、これから先も
なにもしていても、わたしはわたしの理想に到達しない限り一生満たされないんだなと確信したし、それがどれだけ大変なことか知っているから、ほんとに 絶望した
きっと めちゃくちゃ大変な毎日を、これからも歩むんだとおもう
きれいな生き方を貫く人は 子にその意思を繋いで、またしたたかに生きる人も、その意志を繋ぐのかもしれない
素敵だとおもう。
みんながみんな、きれいだったらつまんないし、それぞれの思いを、繋いでいくその行為が すごく好きだな
むっとたちこめるシャンプーの 息苦しいまでの感覚に 感動して、シャンプーの香りは、幸福だから
またぜんぶ嫌になる
また朝がきてしまう シャンプーはねむりをさそう
しっている というのは 本当にわたしを つよくする
知っているという言葉のあいまいさと、確実な重みが、わたしを今日も構成していた、
恐怖で構成されているかのような大男も、かくしんをグーで殴ってしまえばボロボロになることをしっているように
しっているというでっち上げで
自分をふるいたたせては 明日も生きようと思える
ずっとレモンだけを売る人とか、だんごだけをつくる人とかになりたい
なにかをひたすらに極めてたい
たのしいのに なんかずっとかなしい 紫いろの夢のなかで 魚つりのボートにのって ゆらゆらしてるかんじ
背中がじくじくいたい
なにも考えてないねっていわれたい
そのくらいの軽さでいきていたい
言うつもりのないことを ぺらぺらと話してしまう
わたしの ひとりだけで墓場までもっていこうと思ってた想いまで ポロっと はなしてしまう
ほんとに あっけないくらい
情けなくなるくらい
オレンジ色のタバコ お父さんがよく吸っていた あの 安いタバコ
父は 芸術に身をなげて いま
なにしてるのかも 生きてるのかもよくわからな
い けど あのタバコを見るたび
きえたくなる
馬鹿みたいに おおらかで てきとうで
生きてたらどこかにたどり着くよねって父の、そんな感覚に
なれないわたしと、あのバカでかい 二人乗りのバイクと 帰ってこない 父が嫌いだ
きらい
境遇とか親をいいわけにするのマジで嫌いだし置かれた場所で咲きなさいなんてまっぴらごめんだし、ぜったい努力でなんとかしてみせるし今までもそうして生きてきた
いきてくださいっていわれるとその全部を否定されてるみたいで嫌だ。いわれなくても、わたしはひとりで生きる
だれのためにも生きてないわボケっておもってしまう
いっしょにいると ぐちゃぐちゃ混ざっちゃって よくわからなくなるので
遠くにいようねわたしたち
もともと ひとりひとりだったし
(妙に)
理由はわからないが、普通とは違っていて不思議な感じがするさま。
妙って いろんな意味があるけれど
これになりたいっておもった
わたし べつに特定のものを美しいと思っているわけじゃないし、綺麗なものが好きなわけじゃないんです
いいなって感じるものを追っているだけで、実際 絵にも共通することだけれど、耽美とか、形の美しさを求めてるわけじゃないんです
そのものの、根底にあるものっていうか、パワー、エネルギーというか、内面からくる美しさがすきなんです
だから
どれだけ荒れ果てた水辺でも
よごれたティーカップでも
触れたときに うつくしい と感じたら、それでいいんです
そういうのがすきなんです、。
形だけじゃわからないよ。
食欲がなくなって
耳がへんになって
活動する欲がうすれてきて
すきだったものがよくわからない
ただ なんとなく やわらかい 安心感だけがそこに ある
からだがしんでゆくのをかんじる
わたしだけ このきもちをわかっているっていう、かくじつな 安心感が…
だれにもとられないっていう たしかなものが なんだか抜け落ちてしまったみたいでかなしい
わたしはわたしだけのものなのに
わたしは わたし以外を深くしろうとしなかったし、知りたくなかったんだろうな
耳がほんとにきこえにくくなっておもったのが、普通に聞こえてるときより10倍いろんなものが怖くなるなってことで、やっぱり経験しないとわからないことってたくさんあるや
わたしぜんぜんしらないじゃんって悲しくなった
その人のきもちもわからないのに人とわかり合うのなんてほんとにむずかしい
でも、たぶん寄り添うことならできる
たとえ言葉がわからなかったとしても、その人が目が見えなかったとしても
わかりあうことはできなくても そばにいてあげることはできるんだろうなとおもった
まだまだ わたし ほんとになにもしらなかったな。
5月のつぶやき 妙子
0コメント